宝物ファイル。
以前、【宝物ファイル】を作るワークショップに参加しました。
宝物ファイルとは、31年間小学校の教員をされていた岩堀美雪さんと言う方が
考案された「自己肯定感」を育むためのツールです。
岩堀さんは教員時代、担任の生徒さんに一冊ずつ宝物ファイルを作りました。
このファイルには、生徒同士がお互いに良いところを紙に書き渡し合ったメッセージや
自分の描いた絵や習字などの作品、賞状、写真、好きなもの‥など、何でも良いので自分が見た時に
嬉しくなるものを入れていきます。
生徒さんたちも、思い思いにファイルし、いつの間にか自分の好きなもの、得意なものでいっぱいになった素敵なファイルが出来上がるのです。
そのファイルを見ると自分の良さを再発見でき、ファイルを作る過程では、自分は勿論、友達や家族にも変化がみられ、とても良い相乗効果が生まれるそうです!
私も1歳と4歳の子どもたちにこの宝物ファイルを作りました。
気付いたときに兄妹や家族の良かったところを言い合ったり、日々描いた絵や作った工作などの
作品をファイルしたりしています。
長男は塗り絵や絵、写真、好きなものをどんどんファイルしていて、『お母さん、これ宝物ファイルに入れといてー!』と慣れなものです。
また私たち親が気付いていない、良いところを子どもたちから逆に教えられることもあり、子どもなりに日々の生活を良く見ているものだなぁと感心させられることもあります。
この先、子どもたちの社会はもっと広がり、周りのお友達と自分を比較して落ち込むこともあるでしょうし、悔しい想いをすることもあると思います。
そんな時、この宝物ファイルで少しでも自分の良さに気付き、可能性を伸ばすきっかけになったら嬉しいなぁと思います。
そして、相手の良いところを見る癖、伝えることを自然に出来る人になって欲しいなぁと言う思いも。
私も子どもの頃にこんな素敵な物があったら、どんなに気持ちが楽になっただろうと思います。
大人でも遅くはないかもしれませんね。
私も宝物ファイルを作ろっかなぁ~。