nature’s diary

日々感じていること・ボディートーク療法・身体と心の話・素敵な情報を皆さまにお伝えします。

すずさんが教えてくれたこと。

遅ればせながら『この世界の片隅に』という映画を観ました。

とてもいい映画だったとみんな言っていたので、ずっと気になっていたんです。

 

映画の背景は、昭和の初期から戦時中、終戦、戦後。

その中で生きたすずさんという女性の目線で描かれています。

広島市に生まれたすずさんが伸び伸びと育ち、18歳で呉にお嫁に嫁ぐところから話が進んでいきます。

自分で積極的に選んだ道ではないものの、自分の居場所ですずさんは精一杯生きていました。

映画の中では、胸を締め付けられるような苦しい場面、どこに向けたらいいのか分からない悔しさ、悲しみの場面もありました。

でも忘れてはならない、覚えていなくてはいけない感情なのだと、なぜかそう繰り返し思っていました。

そしてそんな感情と同時に、私はこの時代を生きた先祖から繋がれた命であること、厳しい時代を生き抜いた先祖の精神力と知恵と勇気に感謝と誇りの気持ちで胸がいっぱいになりました。

 

当時、戦争に翻弄されながらも生き切った、生き抜いた沢山の人生が存在し、数えられないほどのドラマがそこにあったと思います。

物質的なものを全て失った時、人間としての本当の生き様がそこにあるように思いました。とても苦しい状況なのに、羨ましく思える人々の触れ合い、相手を思う言葉や行動。

本当の幸せは形ではなく、どこにでもあるものなのかもしれない、そう思えました。

 

この世界の片隅に生きたすずさんという女性にも、沢山の出来事の中に沢山の幸せがあったのだと、決して戦時中に生きた人々に希望や楽しみや喜びがなかったわけではないということを教わった気がしています。

自分の幸せは、自分自身の身近に存在し、気付いて(築いて)いくもの。

幸せの尊さを感じさせてくれる心が震えた映画でした。