細胞の意志。
前回のブログで、「紹介したい番組」というタイトルで書かせて頂いたのですが...
何と紹介したタイミングが、番組が終わってからだったという失態がありまして...。
私の時空が狂ったのか!?
冗談はさて置き、人体シリーズ第1回目の『人体の巨大ネットワーク』とても興味深く、面白い内容でした。
山中伸弥さんが、番組のオープニングで「全身の細胞全てが会話し、調和を取りながら私たちの生命が維持されている」「全身の細胞が対等であると大きくパラダイムシフトしている」と仰ったのを聞いて興奮し、ワクワクとゾクゾクが止まりませんでした。
さて番組の内容を少し紹介します。
臓器同士がどうやって会話をしているのか?
それを解き明かしたのは、新時代の顕微鏡《格子光シート顕微鏡》が開発されたのがきっかけでした。
この顕微鏡のお陰で、細胞をスキャンし従来の顕微鏡の16倍で見ることが出来るようになり、細胞がメッセージを含んだ物質を放出している瞬間を捉えました。
体内の約60兆個と言われている細胞がこのメッセージ物質を放出し、そのメッセージが血管を流れ、それぞれの臓器へと運ばれます。
そのメッセージを受け取った臓器たちは、メッセージの内容によって、様々な活動を開始するというような形でメッセージ交換がされているそうです。
メッセージ物質は、現在も多くの科学者が解明に向けて研究しており、現在は何百種類のメッセージ内容が分かっているとのこと。
でも、全部が100だとしたら、まだ10ぐらいしか分かっていないのだそうです。
そして、今後血液一滴で13種類のがん診断が出来るようになるそうです。
それもこのメッセージ物質がガン細胞からも放出されているからで、そのメッセージを解読することでどこにガンがあるのかが分かってしまうのだと言います。
これが現実になったら、検査の負担もなく早い段階で対応できるようになりますね。
また細胞が誤メッセージを拡散してしまったことで病気が発症しているケースも多く分かり、関節リウマチにはメッセージ物質に対する薬が開発され大きな成果を出しているそうです。
このように医療現場でもこのメッセージ物質の大革命によって、治療が大きく変化しているようです。
ゲストナビゲーターの石原さとみさんも仰っていましたが、まさに『細胞の一つ一つが意志を持ち、メッセージを発している』
細胞が意志を持つ...
これはなかなか面白い世界が広がってきましたね。
数年前に脳が全てをコントロールしていると言われていた常識が、大きく変わろうとしています。
人間の体の不思議は、まだまだ沢山ありそうですね。
このシリーズ2回目は昨日でしたが、第3回目が、11月5日だそうです。
是非ご覧ください。