父。
父は、この2月で70歳を迎えました。
歳の節目は、自然と今までを振り返る機会を与えてくれます。
父と私。
子どもの頃は、仕事が忙しく、家にいることはあまり無かった様に思います。
思春期になればますます話す機会は無くなり、母から色々と聞いていた様でした。
けれど、どんなに仕事で夜遅く帰宅しても、次の日の朝は学校へ行く私たちと一緒に朝食を共にしていました。
家族との触れ合いが少ない事を父も自覚していて、それが唯一父がやろうと決めていたことなのでしょう。
そして、夏休みや冬休みの長期の休みには、色々と旅行へ連れて行ってくれ、観光名所や世界遺産、自然の中でのキャンプや山登り、スキーや海水浴など、沢山の経験をさせてくれました。
私も大人になり、子どもを持って親になり、父や母の苦労も知る歳になりました。
子どもの頃の嫌な記憶も、親の立場で考えてみると理解できることも沢山あります。
そして、私の記憶の解釈も変わって行く。
歳を取れば取るほど、今では父の偉大さを感じるこの頃です。
父があと何年元気でいてくれるのかは分かりませんが、父がどんな人生を送り生きてきたのか。
何をいつも思いながらここまで来たのか。
そんな父の歴史を知っておかなければならない様に思っています。
それは、父の遺伝子を持つ私の一部を知ることにも繋がる様に思います。
恥ずかしさもありますが、ゆっくり話してみたいなと思います。