nature’s diary

日々感じていること・ボディートーク療法・心ヨガ・身体と心の話・

バベルの学校。

月に1度開催される、家音さんとキルクルスさん、ニイニさんが企画されている映画上映会。
楽しくて常連さんになりつつあります(*^^*)

今月の映画は『バベルの学校』

アイルランドセネガル、ブラジル、モロッコ、中国など20カ国の国々から色々な理由でフランス・パリに連れて来られた11歳から15歳の24人の子供たち。
その子供たちが通う、フランス語を習得する為のクラスで起こる生徒たちの様々な葛藤を取り上げた作品です。

今回も参加の皆さんと、映画の内容は勿論のこと、日本の教育、先生や親の在り方、日本に暮らす外国人の方や子供たちを取り巻く環境の事など、多岐に渡り熱い話が続きました(*^-^*)
この時間が、私にとってとても刺激的で楽しいひと時です!

映画では、日本では考えられない様な深刻な事情を全ての生徒が持っています。
経済的、政治的理由や両親の問題、人種や宗教の争い等々…。
親元を離れ、親戚の元に身を寄せる子供たちも多くいました。

けれど、そんな状況にあっても、母国への誇りと自分達の未来への希望を彼らはしっかりと持っていました。
それが彼らの表情や行動にしっかりと表れているのです。

日本人の子供たちと比べることは、もしかしたら適切ではないのかもしれませんが、違った価値観で観ると、私は彼らがとても羨ましく感じました。
本当に毎日が必死ですが、彼らは今を精一杯生き、生命力が溢れていました。
常識的な考えや学力は勿論必要なことですが、人生をしっかりと自分の足で立つ強さと、価値観の違う人々とも渡り歩けるバランス感覚が人生を豊かにしていました。

人の人生の善し悪しは、決して環境や富で決められるものではない。
どんな状況でも、どれだけそこで自分として生き、自分が生まれてきた目的や価値を見出せるかが大切だと、この映画の子供たちが教えてくれたような気がしています。

小さい子どもがいる母としてこの映画に出会えた事は、とても良かった。価値観や視野を広げて頂けました(*^^*)

こちらの上映会で鑑賞した映画は、ご希望があれば、少人数でも再上映をして下さるそうです。
もし、気になる方がいらっしゃったら声をお掛け下さい(*^^*)


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