nature’s diary

日々感じていること・ボディートーク療法・心ヨガ・身体と心の話・

子どもと室内遊具。

ある室内遊具場に娘と息子を連れて行った時のこと。
子どもたちは、ある遊具に夢中になった。
イメージは、昔公園あった回るジャングルジムをもっと小さく簡素にした、遠心力を楽しむ遊具。
ウチの子ども達は、動きが雑というか、野性的というか、とにかく遊具の遊び方も独創的で、今回も本来の遊び方と違うことをしていた(^-^;)
遠心力を最大限に効かせ、その力を利用して床のマットにわざと倒れ込んでめちゃくちゃ楽しんでいた。

そして私もその様子に微笑んでいた。
それは多分、私が子どもの頃お転婆で、危険な遊び方も心得、この程度は大丈夫だと体感的に分かっていたからだろう。

その楽しい雰囲気は、他のこども達にも伝染し、あっという間に沢山の子ども達が大きな声で騒ぎながら遊び始めた。
すると、係のお姉さんが突かさず危険を察知し、飛んできて制止したのでしたー(^-^;)。

私がその一連の事で感じたのは、常に親は自分の過去の経験と子供たちの経験を照らし合わせているということ。
あれくらいは大丈夫、私がそう判断出来たのは、子どもの頃に色んな遊びをして、失敗も痛みも感じた経験の中から来るものだった。

親は、自分の経験した範囲内は、子どもに対しても寛容になれる。
でも、過去に経験した大きな失敗や経験のないゾーンに子ども達が入り込もうとすると、そこに恐怖が生まれ、そこへ行かないように子どもを誘導したくなる。

許容範囲は、親の過去の経験に大きく影響しているんだなぁと思った。

親の未体験ゾーン、体験済みの失敗に、子どもが直面した時に、親が子どもにどうやって接するのかはとても大切なポイントだなぁと思う。
子どもの安全と失敗の兼ね合いはとても難しいが、それが子育ての醍醐味かもしれない。

そういう事を子どもと一緒に繰り返し考えて、子どもを通して、自分の許容範囲を広げて貰ったり、過去の失敗を失敗では無いものに変えて貰ったりと、親も成長するのかもしれないなぁと思ったのでした(*^^*)