nature’s diary

日々感じていること・ボディートーク療法・心ヨガ・身体と心の話・

10月26日 服。

「この中で今made in Japanの服を着ている方いらっしゃいますか?」

そう質問をされた時に、ビクッとしました。
私は日本製の服を持っていただろうか?

映画上映会でお知り合いになった、アパレルメーカー・ニイニの保坂郁美さんが主催された「未来を選び取る消費」シンポジウムに参加していました。

私が身に着けている服に対しての興味は、着た時の見た目、着心地、質の良さでしたが、それがどこでどの様に作られているかまでは、正直興味を持っていませんでした。
けれど、アパレル業界では、それを公開する事がタブーとなっているようで、消費者がそこを知ることはなかなか出来ない事だそうです。

生産者と消費者の距離が今とても離れているアパレル業界。
その距離は、物質時代の大量消費が巻き起こした悲しい現実なんですよね…。

しかし、今日出演をされていた、ニイニの保坂さんを始め、日本各地の工場、職人と消費者を繋げ、Made in Japanの服作りの活動をされている山田敏夫さんのお話をお聞きして、その距離を縮めようと改革を起こしている方々がいらっしゃる事に心強さも感じました。
これからは、作り手と買う人が見える距離、方法を探して行く時代になるのかな、そうなったらいいなと思いました。

そして、パネルディスカッションでは、「服は第2の皮膚」と言う言葉も出ました。
私たちが自分の身体や精神の心地良さ、気持ちよさの為に何を纏うのか。
それは、私たちの選択に委ねられているなぁと思います。
情報と物が溢れた時代に何を選ぶのかは、自分自身もそうですが、この先の世界をも大きく変えていく選択になりそうです。

今日参加したのを切っ掛けに、これからは出来るだけ気持ちの通う買い物をしていきたいなぁと思います。

人は人の繋がりによって、エネルギーが循環し、素晴らしいものが生まれるのだと改めて思った時間でした(*^-^*)


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