感じること。
感じたくなる表現がある。
ある人が、気まぐれで書く文章が好きで、読んでいる。
その人は、とても頭が良く、ボキャブラリーも豊かで、凡人の私なんかがその文章を読んでも、到底理解することは難しく、意味が分からないことも多い。
でも、意味が分からなくても、ついつい読んでしまう。
意味が分からなくても、伝えたいことはなんとなく分かる。
それは、その人の表現が曇りがなく、純粋であるのと同時に、その文章から流れる雰囲気や纏っている空気感を感じているからだと思う。
ふと思う。
私は、この人の文章を読んでいるのではなく、表現を感じているのだと。
私たちの五感は、まず感じている。
その表現が醸し出すものを。
だから、頭が納得していても、心がモヤモヤするものは受け取らない。
そんな時は、心を優先するようにしている。
何が正しいかではなく、何が自分にとって心地良いのか…。
なんだか分からないけど好き。
この感覚に触れる時間を多くしたい。
感じている感覚をもっと大切にしたい。