娘の靴下。
娘の靴下。
娘は、幼稚園では何でも出来るお姉さんの印象があるようですが、家では一切何もしません(^_^;)
幼稚園では率先してやるお着替えも、家では、毎朝夫の役割に…。
そんな夫が、今朝、娘の小さなこだわりに気付いた。
「はるちゃんは、靴下を履かせると、必ず靴下のつま先を指先がフィットする様に、手で念入りに整えるよね」と。
娘は、靴下を履かせて貰った後、履き心地を毎回入念に確認しているそうで、気に入らないと靴下を別のものと履き替えるらしい。
娘のこれとはちょっと違うかもしれないけれど、こういう小さな五感のこだわり?って、人それぞれ持っているような気がする。
服の好きな肌触りやフィット感、これは五感の触覚。
ちょっとの塩加減、美味しさを感じる好みの固さ、これは味覚。
心地よい音の種類やボリューム、これは聴覚。
部屋に飾る植物や好みのディスプレイ、これは視覚。
ほのかに香る好きな香りのシャンプーや洗剤、これは嗅覚。
人には、他と比べられない、ちょっとした心地よさ、気持ち良さが必ずあって、日々その小さな五感のこだわりを暮らしの中で積み重ね、自分の心地よさに近付けている。
私はこの小さな積み重ねが、大切だと思っている。
その時々のしっくりくる心地よさの繊細な感覚は、毎瞬の心や身体の状態をも決めているからだ。
だから、靴下の履き心地一つにしても、娘のように、ちゃんと気持ち良さを自分に叶えてあげたいし、小さな違和感も無視してはいけないと思った。