継承。
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私がこの文を書けるのは、父と母の才能を半分づつ貰ったから。
私が好奇心旺盛で、なんでもチャレンジしてしまうのは、父と母の才能を半分づつ貰ったから。
私が心や精神、身体のことに興味があるのは、父と母の才能を半分づつ貰ったから。
父と母に似ていないと思っていても、私が今発揮している才能は、父と母の中にもきっとあり、父と母には発動する必要がなかったものなのかもしれない。
私たちの中には、父と母を通して、今までの先祖たちが継承し続けてきた才能のカケラがある。
生まれてきたその意味によって、きっと使われる才能があったり、なかったりするのかもしれない。
でも、それは白黒はっきりしているものではなく、曖昧で、絶妙なバランスで組み合わさっているのだろう。
そう考えると、今の私たちは、今までの先祖の結晶というわけだ。
日々反応するもの、気になるものに、先祖から継承された才能やメッセージが隠れているのでは。
そんな事を考えていたら、自分のことを尊く、かけがえのない存在に思えた。
そして、ちゃんと自分を活かさなければと強く思う。