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nature’s diary

ボディートーク療法・身体と心の話・素敵な情報を皆さまにお伝えします。

「許す」と向き合った先に。

ひとりごと

私たちにとって「許す」と言う行為は、相手や出来事にもよりますが、とても難しいものだと思います。

 

昨日のアンビリバボーと言う番組で取り上げたアメリカでの事件の内容はまさにこの「許す」がテーマのようなお話でした。

 

それは、1987年アメリカで起きた女性暴行事件です。

被害者のジェニファーは自宅に押し入った犯人にナイフで脅され暴行を受け、恐怖の中何とか自分の命を守ろうと犯人を逆なでしないように会話などを交わし、命さながらその場を逃げました。

そして、その事件の捜査が始まります。

彼女は、犯人の顔をはっきり覚えていたので似顔絵を作成し犯人の捜索が進められました。その時の捜査で数名の男性が犯人として浮上し、その中に今回の話の主人公ロナルドがいました。

彼は、事件との間に不幸な偶然が重なり、その上犯人と顔がよく似ていました。

被害者の女性にもロナルドが犯人だと法廷ではっきりと証言されてしまいます。

いくら自分が無実であると話しても取り合ってもらえず、結局終身刑となり、刑務所の外に一生出られなくなってしまうのです。

けれど、彼は弁護士を通して自分の無実を晴らそうと奮闘します。そして、11年後DNA鑑定の技術が新たに導入されたことがチャンスとなり本当の犯人が判明し、ロナルドはやっと無罪を証明し釈放となりました。

その後、今度は被害者のジェニファーが、釈放されたロナルドから復讐されるのではと精神的に追い埋められてしまいます。

しかし、最後のエンディングが素晴らしい展開となりました。

釈放されて一年後にジェニファーとロナルドは再会の機会を与えられます。

そこでロナルドは、ジェニファーに「あなたを許します」と伝えるのです。

そのロナルドの言葉が心に残ったのでそのまま抜粋してお伝えします。

『人間は間違いを犯します。完璧な人間なんてこの地球には存在しません。

怒りを持ち続けるより、許そうと思いました。許せば解放されるけど、怒りを持ち続ければ、どこに行ってもそれを握りしめて苦しむことになります。

怒りを手放せば楽になれます。楽観的に考え始めれば前向きに良い人生が送れます。

僕は、ハッピーで自由な人生を送りたいんです。』

 私はこの言葉を聞いて、「許さない」は、相手に対する行為であると同時に自分自身も大きな重りを背負い続けることになるのだなと改めて気付かされました。

 

事件から32年が経った今、ジェニファーは冤罪加害者と被害者の双方を助ける団体を設立し活動しており、ロナルドはDNA鑑定の仕事に就いているそうです。

二人は現在も親交を深め家族ぐるみのお付き合いをしています。

また「とらわれた二人」と言う本を共同出版し、ベストセラーにもなりました。

とらわれた二人――無実の囚人と誤った目撃証人の物語

 

私たちは日々大なり小なり「許す」と言う行為と向かい合って生きているように感じます。

決して全ての人が、全てのことがこの事件のようになるとは思いません。

しかし、こんな素晴らしい展開を、結果を「許す」と言う行為が作り出す可能性を持っているのだと知れただけでも、私はとても嬉しく幸せに感じました。

 

ロナルドが、「あなたにとって許すとは?」と言う質問にこう答えています。

『許すということは、他人の過去と未来を解放することでしょう。

負の魂を抱え込むより、人を許すことの方が遥かに気持ちがいいでしょう。』