好きの力。
最近、外国人の方が日本の歌や文化を好きになり、日本人よりもそれに精通し、表現している姿を取り上げている番組が多いように思う。
私はそう言う番組を観ると感動してつい泣いてしまう。
なぜだろう・・・。
海外の方が日本人と同じ、いやそれ以上に日本や日本の歌、文化を愛してくれることは、日本人としてとても嬉しいことだ。
そして、日々慣れてしまった日本の良さ、素晴らしさを見直すことができる。
でも、それだけではない気がした。
日本から遠く離れた、何も情報や材料もないような土地で、ただただネットや本の情報を頼りに、調べ、勉強し、練習し・・・。
一見それは不利で、遠回りのような状況にも見えるが、それでもそこに向けられた努力と情熱は絶えることがない。
初めて、何十時間もかけて日本にやって来た外国人の方々の画面から滲み出る表情は、本当に最高に嬉しそうで、『好き』と言うシンプルな思いが突き動かした結果の賜物だと思った。
きっと私はその行為が好きなのだと思う。
『好き』と言う感情を大切にし、それに素直に従える強さ。
『好き』なことが、人間を幸せにし、奇跡を味あわせてくれると言うことが。
だから、この番組に出ている外国人の方々に沢山の学びを頂いているような気がいつもしている。
遠い異国の地で、今日も『好き』を大切に生きている人が沢山いる。
それだけで、私は強く背中を押してもらっているような気になれる。
ありがとう。