nature’s diary

日々感じていること・ボディートーク療法・心ヨガ・身体と心の話・

呼吸。

 

『私たちが吸ったり吐いたりしているこの大気には、沢山の情報が含まれている』

 

これは、私がボディートークの講習で初めて知った事だったのですが、私が尊敬しているおのころ新平さんも同じ事を仰っていました。

 

呼吸とは、大気を吸う事と吐く事を繰り返し、酸素と二酸化炭素の交換・ガス交換をする事でもありますが、この呼吸という行為を通して、情報の交換も行っているのです。

 

吐く事これは、私たちの体内や精神性の情報(小宇宙)の情報を外界へ伝えている自己表現です。

吸う事これは、私たち地球生命体の外界(大宇宙)へと吐き出された情報を自分の内に取り込み、情報を得て確認する行為です。

 

なので、呼吸がしっかりと出来ている人は、周りとのコミュニケーションがしっかり取れて、状況の理解ができ、また自分自身の自己表現も出来ているので、生きている実感を感じることが出来ます。

 

また、呼吸は自分と周りとの適度な境界線を作ってくれ、人間関係や社会との繋がりを無理なく出来るようにしてくれます。

 

日に肺は、2万回の呼吸をしているそうです。

その中で、呼吸に意識できることなんて数回ですが、でも日常的に呼吸を確認することは自分のバランスや状態を見るのにはとても良いことだなと思いました。

ヨガや瞑想など、呼吸法を重んじるのも、こういうことが関係しているんですね。

 

現代病として、自律神経失調症や過喚起症候群、アトピー性皮膚炎などがありますが、症状として過呼吸になったり、皮膚のバリア(境界線)が守られていません。

それは、何かを過度に取り入れようとしたり、自分をしっかり守れていない精神的状況が呼吸にそして、身体に影響しているとも診れます。

 

吸うことが多過ぎても、吐くことが多過ぎてもいけない。

浅過ぎても、深過ぎてもいけない。

本当にバランスって大切だなと学んでいて、改めて思いました。

 

呼吸を意識してみる。

今から簡単にできるオススメの方法だと思います。

 

皆さんは、呼吸に意識を向けていますか?