nature’s diary

日々感じていること・ボディートーク療法・心ヨガ・身体と心の話・

1杯の紅茶。

私の友人は、今《自分の気持ちを優先する》を実践中だそうです。
ある日その友人宅にお邪魔した時のこと。
「何が飲みたい?コーヒー、紅茶、緑茶があるよ」と言われ、私は一瞬紅茶が飲みたいなぁと思ったものの、友人が飲みたい物に合わせた方が作る手間も省けるしという思考が頭を過ぎり、「何でも良いよ、合わせるよ」とつい言ってしまいました。
その言葉を受けて友人は、「駄目だよ、相手に合わせて飲みたくないものを飲んだら!自分の気持ちを優先して!そう言う所からだよ。」と諭されてしまいました(^_^;)
そうだよね…。
こういう自分の気持ちを無視した小さな事の積み重ねも私を疎かに扱っているということなのよね(^_^;)

過去を振り返れば、こういう事は山のようにあった気がします。
相手の為に、相手の事を気遣って…。
決して悪いことではありません、自分が心底納得していれば…。
後味が悪かったり、ずっと記憶に残っていたり、同じ状況になると思い出される過去の気遣いは、きっと自分を無視し我慢してしまった証拠。
優しさと思いやりだと思い込み、相手に自分の気持ちを明け渡してしまったが故に、その瞬間瞬間に自分を裏切り、そのうち何が好きなのか嫌いなのか、快なのか不快なのか、何がしたいのかすら分からなくなってしまうという事態を引き起こしてしまう!

我慢のエネルギーは、自分だけではなく相手や周りの人にも影響を及ぼすそうです。
気やエネルギーの観点から言うと、自分から半径8メートルに自分のエネルギーは良くも悪くも影響を与えているとか。
自分の発しているエネルギーに責任を持つ=自分を常に優先し居心地の良い状態にすると言うこと。それを自覚しないといけない。

ただこの考え方には、こういう疑問が浮かびます。
自分を優先することは、自分本位で身勝手な事ではないのか?
勿論その行動の内容によっては自分勝手と取られることもあるかもしれません。
でも、どうしてそうしたいのか、自分がどんな気持ちでそれを決断したのかを真摯に伝えた時、それは自分勝手ではなく、熱意として相手に伝わるものであると思っています。
そこまで自分が自分の気持ちと本気で向きあえているのかどうかが試されている。
紅茶一杯で色んな事を感じた時間でした。

今日皆さんは自分を優先してあげられましたか?