見えないものの存在。
皆さんは、『魂』と聞いてどんなイメージが浮かびますか?
非現実的、非科学的、目に見えないもの、スピリチュアル的、輪廻転生、カルマ、死後の状態、ワンネス、心、神様、等など...
辞書で調べると、「身体に宿って心の動きを司るもの」と書かれています。
私たちは、魂と言う言葉はあっても、それが一体なんなのか、全く分かっておらず、とても現実味のないふわっとした存在として捉えています。
私自身、仕事でボディートークと言うエネルギー療法をしていて、目に見えないものが身体に及ぼす影響や身体にどれだけの機能を果たしているか理解しているつもりでした。
でも、この本を読んで、私の中でまだ物質的なものとそうでないものを区別していることに気付かされました。
目に見えないものを区別する考え方はもう古いのかもしれません。
今回、私に気付きを与えてくれた本はこれです。
この中では、魂の存在を肯定し、さらに魂が私たちの感情や心は勿論のこと、体内の働き、細胞分裂にまで関わっていると書かれています。
魂は、見えないだけで、身体と同じ扱いをするべきものであるようです。
私たちは、目で確認できないものは、無でありスピリチュアルなものと、どこか別の次元、世界のものとして捉えてきました。
しかし、私たちの世界や身体の詳細は、解明していないことの方が遥かに多く、また目に見えないものの力であると説明することで矛盾なく道理が通るものも多くあります。
それを解明するだけの技術がないのか、はたまた、私たち人間のような生き物が解明すに及ばない程の規模のものなのか、確信はあってもなかなかその信憑性を見出すことは出来ません。
この本の多くの実例や考察を読んで、私は切り離していた魂の存在をより近くに感じ、決して特別な存在ではなく、命があること=魂の存在と言うとてもシンプルで重要なことに気付けたように思います。
本の内容は、私にとってとても難しいものでしたが、感覚的に本能的に腑に落ち、納得しているのをとても感じ、固定観念で凝り固まった脳が理解するのに時間を要していました。
身体、肉体と同じように魂、目に見えない力を感じ、そこへ意識を向けることは、より自分自身に繋がり、多くの解決方法を見出せると思います。
まだまだ、私の頭は硬いな〜と思いながら、でもこう言うブレイクスルーは楽しいな〜とひと皮剥けて軽やかになった気持ちになれました。
私にこの本を勧めてくれた友人に感謝します。
ありがとう。