nature’s diary

日々感じていること・ボディートーク療法・心ヨガ・身体と心の話・

2019.3.13 小さな私と父。

来週の休みに夫の休日出勤が決まり、夫と口論。
最近そんな展開が多くなり、そんな不穏な空気が嫌だった。
 
少ない休日に何故仕事をしなくてはならないのか?
もっと体を大切にして欲しい。
もっと家族の時間を大切にして欲しい。
 
私の中でいつもこの2つの「欲しい」が渦巻き、夫に当たっていた。
 
何故こんなに私は夫の休日出勤にイライラするのだろうか…。
少し自分の中を覗いてみた。
 
すると私の父の姿が現れた。
 
私の父は、まさに高度経済成長期の真っ只中で仕事をしていた。
土曜日出勤は、当たり前。
日曜日の休日も返上して働いていて、私の幼少期の記憶に、父との思い出は数少ない。
日曜日に設定された父親参加日にも母が出席し、集合写真には父の姿はなかった。
仕事をし過ぎて倒れた時、父の命の危機に、大きく動揺していた母の姿は今も忘れない。
 
あー、そうか。
私は、夫と父を重ねてみている。
あの頃の小さな私が、本当は父に言いたかったことを私は今、夫に言っているのだと分かった。
そして、私が父に思ったように、子供たちも夫に同じような気持ちを抱くのではないかと。
 
本当は、もっと一緒に父と居たかった。
休日や参観日に父の姿がなかったことに、とても寂しさを感じていた私がいたのか…。
そんな自分が心の中にいたなんて。
それを知れて本当に良かったなぁと。
 
ちょうど今日、大きな手術をし1ヶ月の入院を終えた父が退院する。
何の計らいか、私以外の家族は予定があり、私一人が父の退院に付き添うことになっている。
 
手術をし、命の時間が延びた父。
術後のlineで、「大袈裟かもしれないけど、人生観が変わった」と書いていた父。
そんな新たな気持ちでいる父と、私はどんな時間を過ごせるだろうか。
そんな気付きとこれからを想う朝でした。