信じる。
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子どもと親、後輩と先輩、部下と上司など色々立場はありますが。
私も歳を取り、どちらかといえば、上の立場を取ることが多くなって来た。
上の立場の人は、経験、知識、勘、ある程度の結果を知っている。
でもその反面、新しい発想を受け入れる柔軟さがなかったり、経験が故の恐れを持っていたり、結果や限界を決め付ける傾向もある。
私は今、そこを特に子どもに試されているなぁと思う。
最近、相手を「信じる」という感覚がとても大切だなぁと思っている。
頼りなく、弱い様に感じる相手の小さな力や可能性を信じること。
今は出来なくても、この先ちゃんと自分の力で立てる様になると相手を信じられるか。
失敗する可能性があると分かっていても、相手の可能性を信じてやらせてみようと思えるか。
例え失敗したとしても、そこから何かを掴んでまた立ち上がることが出来ると信じられるか。
それは、逃げや放棄ではなく、今目の前にいる相手に、可能性が沢山含まれているとどれだけ思えるか、失敗すらも共に経験し、一緒に立ち上がろうと思える覚悟があるのかが、上の立場の人に試されていると思っている。
人は幾らでも、相手に心配や不安の感情を向けたり、手取り足取り迷わぬ様にと手を出すことも出来る、けれどやっぱりそれは相手を弱くしてしまうし、また、ことの責任を取りたくないという上の人の気持ちも見え隠れする。
相手を信じること。
それは、自分を信じることだと思う。
信じることは、自分自身が持つ恐れを手放すことから始まる。
どんなことが起こっても私は大丈夫。
その気持ちの先に相手を信じることが出来るのだと思う。
自分を信じていこう。
それは、自分への信頼が深まり、視野や意識を拡げることに繋がる。
そして、相手の可能性をも拡げる。
日々そんなことを子育てで感じる毎日です。