nature’s diary

日々感じていること・ボディートーク療法・心ヨガ・身体と心の話・

怒り。

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小2の息子が、夕食の時珍しく学校であった嫌なことを話した。

最近息子も精神的な成長もあるのか、嫌なことがあっても私に話さないことがある。

けれど、今回ポロっと話した。

 


同級生の女子に嫌なことを言われたり、からかわれたりしたそうだ。

息子同様、私も腹が立った。

なので息子と一緒に、その女子生徒をイメージして、心の中のモヤモヤを怒鳴ってみた。

スッキリしたようで、息子に笑顔が戻った。

 


以前の私だったら、話を聞いて同情し、そんな風に自分はならないようにしようねと息子に話し、状況に寄って先生に話して終わっていたかもしれない。

 


でも、今回は息子の心の中にある叫びを外に出させた。

 


人は、自分に嫌なことをされれば、勿論ムカつくし、腹が立つ。

でも、それを外に出すことに抵抗があったり、逆に自分の落ち度や欠点を探すことがあったりする。

 


でもその瞬間、確実に自分の中に怒りが存在している、だからそれを無視してはいけないと思う。

怒りがあることを認め、無理に物分かりのいい人を装わず、その感情を外に出す。

 


自分の中にあるものは、自分でしか理解してあげられない。

どんなネガティブな感情もちゃんと味わってあげないと、ずっと心の中に居座り、蓄積されてしまう。

だから、どんな時も、どんな感情もちゃんと向き合ってあげたいと思う。

 


向き合って、味わってあげれば、ちゃんと癒えていくものだから。

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なにか一つ好きなこと。

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みんな一緒じゃないとと思い込み、いつしか当たり前になっていた。

 


学校も両親も大人もみんなそうだった。

自分の個性は、一体どんなものなのか…。

そんな壁にぶつかったこともあった。

 


妹に薦められて、先日BSスペシャル「僕の自学ノート」を観た。

今は高校生の梅田明日佳くんの小3から書き始めた自学ノート(新聞や訪れた場所から興味のあるものを取り上げ取材感想を書くノート)のことが取り上げられていた。

彼の書く文章は、数々の賞を取り、昨年の「子どもノンフィクション文学賞」で大賞に輝いた。

 


明日佳くんにとって学校はつまらなく、窮屈な場所のようで、学校が終わると直ぐに家へ帰り、このノート作りに取り組んでいたと言う。

彼は、好奇心旺盛で、素直で、正直で、丁寧で、積極的な人だと思ったが、でも、そんな彼のことを学校のみんなは知らない。

けれど、自分の興味のある人や場所での出会いは豊かで、繋がりはとても強かった。

 


彼は、自学ノートを好きでやっていたけれど、自分の感覚や感性を外から守るために、自分の気持ちを保つためにやっているようにも観えた。

 

 

 

みんな一緒。

安心感があるようで、とても怖い言葉だとも思う。

自分で自分の個を潰さないように。

そんなメッセージを受け取った気がした。

 


明日佳くんのお母さんが、彼に送った言葉が、番組のラストを飾っていた。

福岡伸一さんの書かれた本「ルリボシカミキリの青」の一節だそうだ。

 

 

 

今君が好きなことが、そのまま職業に通じる必要は全くないのだ

 


大切なのは、何か一つ好きなことがあるということ

 


そして、その好きなことが、ずっと好きであり続けられることの旅程が

 


驚くほど豊かで

 


君を一瞬たりとも、飽きさせることがないということ

 


そして、それは静かに君を励まし続ける

 


最後の最後まで励まし続ける

 

 

 

私はこれを子どもの頃の私に送ろうと思う。

 

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個性的な力。

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私は、知りたいと思う。

 


自分は、どんな事に喜びを感じ、心動かされるのか、そしてどんな事に苦しさや悲しみを感じるのかを。

 


それは、年齢や価値観、環境に寄ってどんどん変化していくものだと思う。

 


だから、人生という時間を使って、それをひたすら探求しているのだ思う。

 


それを知るための目印のように、嬉しさや楽しさを感じる感情があり、不快や違和感も感じている。

 


でも残念ながら、自分が求めているものは、自分にしか分からない。

だから、ただひたすら自分の感覚を頼りに、起こる出来事に向き合うしかないのだと思う。

 


最初は怖さがあった気もするけれど、今、私はその探求をとても楽しんでいる。

探求することに対して覚悟を決めたと言えるのかもしれない。

 


でも、これが面白い。

私ってめちゃくちゃオモロイ人だなぁと、その個性がどんどん浮かび上がる。

 


そして、今は自分の持っている個性的な力を惜しみなく使えるようになりたいと思う。

 


全ての人が平等に持っている、個性的な力。

自分を知れば知るほど、分かる力。

 


私はどんな風にその力を使えるだろうか。

これからを楽しみにしたい。

 

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心ヨガ。

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今日は、草加のシェアアトリエつなぐはでWS《心ヨガ》を開催しました。 .

「vol.1自分の好きにつながる」ということで、過去、現在、未来の自分たちの好きを2時間語り続けた楽しい時間でした。

 


人はそれぞれに、オリジナルのコアな好きを必ず持っています。

それを個性というのかもしれません。

 


それは、誰かが代わりに感じてくれるものではなく、また自分以外の人が同じ様に感じることの出来ない特別な感覚です。

自分でしか理解してあげられないものであり、気付かなければそのまま自分の中にあるものを感じることなく終わってしまいます。

 


だからこそ、かけがえのないものであり、人生を豊かにする為に重要な感覚なのだと思っています。

 


人生の時間を自分の好きなことの為に使う。

それは、自分だけしか持っていない感性や才能を全て活かし切り、体験することだと思います。

 


今日は参加者の皆さまが、自分の好きに触れることへの喜びや好きだったものへの熱い想いに気付いたり、また人の好きを知ることで価値観が拡がる感覚を持って頂けた様で、私自身も学びが深まり、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました!

 


次回は、5月28日の予定です。

ご興味がありましたら、是非自分の好きに繋がるキッカケにご利用下さい(^-^)

https://yamamoto71131.wixsite.com/cocoro-yoga

 

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覚悟。

逃げも隠れもせず、覚悟を決めた人の姿は、とても美しいなぁと思う。

 


震えながらも、腹の底にある想いを表現した時、それが下手でも、不器用でも、その表現はちゃんと相手の腹に落ちていく。

 


その想いや覚悟の熱量は、大きな振動を起こし、観ている者に感動を起こす。

 


上手だからではない。

 


その表現にどれだけ素直な気持ちで向き合い、自分の純粋な気持ちを乗せることが出来たかだと思う。

 


人の心は動く、結果ではなく、そこに臨む姿に。

 


そんなことを思った昨日の舞台でした。

 

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