プレッシャー。
私は、結構プレッシャーに弱い。
子供の頃は、大きな出来事の前には、いつも食欲がなくなり、気持ちが落ち着かず、実力以上、いや実力さえも発揮できずに悔しい思いを何度となくしてきた。
失敗もたくさんある。
先日聴いたラジオ番組でリスナーからのプレッシャーに関する質問に木村拓哉が答えていた。
質問の内容は、プレッシャーによって体調を壊してしまうこともあるのですが、プレッシャーへの対策や気持ちの持ち方を教えて欲しいというようなものだった。
その答えは、とても彼らしいなと思うものだった。
プレッシャーは乗り越えるものではない。当然あるものだから付き合う。うぃっす!元気?って感じで。遠ざけたり、触れないようにしたり、嫌な存在にしない方が良いと思うよ。と言うような答えだった。
その声はとても軽やかで、肩の力が抜けていた。
今まで第一戦で活躍し、色々な困難を乗り越えて来たであろう彼らしい答えだと思った。
もっと若い時に知りたかったなぁ。
子供の頃の私に教えてあげたい。
プレッシャー、失敗、緊張、こういう感覚はとても敬遠されがちで、出来れば感じたくないものと思ってしまう。
特に若い時は、そういうことを感じる場面が多く、そこで沢山のつまずき、挫折を味わうことになる。それが人生の勉強なのかもしれないが...。
でも、意外とこれがないと私たちは進化出来ないし、前にも進めないし、人生がとてもつまらないものになってしまうようにも思う。
私もまだまだ臆病なところがあってプレッシャーとうまく付き合っているとは言えないが、今回の話を聞いて何かもっと突き抜けられそうだなぁと思えた。
勝ち負けではなく、プレッシャーと付き合う。
きっとこれは自分と、内と向き合うことなのだろう。
自分の見たくない部分と向き合うこと、自分の弱さを受け入れて、プレッシャーと一緒にどうしていくのか考える。
ん〜、素敵な考え方だと思う。